交渉
交渉は、任意整理の要(かなめ)である。
この交渉の巧拙によって、交渉の成立時期や支払うべき総額も変わってくる。だから、素人の自分自身で行うのではなく、専門家へ依頼することは、この交渉を上手く進めるためには必要なことだと思われる。ただし、いくら専門家がプロだからといって、すべての弁護士や司法書士が、任意整理の交渉事が得意なわけではない。所詮は、人間の所作である。どんな専門家でも、得手不得手は、ある。相手と場所と立場が変われば、その交渉の成果も、当然、変わってくる。
そのため、専門家の選定には、債務整理の交渉経験や(もちろん守秘義務があるため詳細を聞くことは難しいが、)別のクライアントの交渉の結果(成果)、第三者からの評判など、事前にできるだけ情報を集めておくことが大切である。
そして、そのプロセスを踏んだ上で専門家を決めたのであれば、その方を信頼して、その方に必要な情報は包み隠さず伝えることである。交渉を有利に運ぶためには、専門家も理論武装をしなければならない。交渉戦略を立てるのに欠かせないのが、関係する情報のしっかりとした把握である。どんな事実が、交渉をこちらサイドの思うように進めるための決め手になるのか、分からない。だからこそ、ありのままを伝える必要がある。